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婦人科疾患の手技療法。みづほ整骨院です。

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〒116-0014 東京都荒川区東日暮里1-2-3









婦人科の為の手技療法 みづほ整骨院

うんこ座りのススメ

 みなさん。うんこ座りできますか?



これ、冗談で聞いているわけではありません。

あの座り方、やっぱりそれなりの理由があるんです…。

あの座り方、骨盤の一番下にある「骨盤隔膜」を緩ますのに都合のいい座り方なんです。



 排泄するためには上の図の赤い部分が上手に広がってくれなければなりません。
ここは筋肉でできているため、伸縮性に富んでいる場所です。
赤ちゃんがお母さんのお腹から出てくるときも、この部分の柔軟性がなければ母子ともにたいへんな苦痛を伴います。
しかし、最近この部分がとても硬い女性が多く見受けられます。
この部分が広がらないと分娩時に「陰部切開」をしなければならないかもしれません。

これは安全な分娩をするためには致し方ない処置であるかもしれませんが、やはり身体の特に身体の正中部位を切開することは、その後のお母さんの身体に少なからずの影響を及ぼします。

妊婦の方は、出産が近づいてきたら積極的に上の図の緑色の星印の部分をマッサージしてあげてください。
膣と肛門の間で、触ると「コリっ」とした筋が感じられるはずです。
そのを中心に上の図で色の付いている部分を外に向かって伸ばすようにマッサージしましょう。

そして何かにつかまりながら、ゆっくりと「うんこ座り」のストレッチをしてください。




出産の最初の難関

下の図の黒い楕円で囲んでいる部分を見てください。

人間の腰椎は図の様に前に曲がっているのが正常です。
しかしこれ、哺乳類では人間だけに見られる彎曲なのです。

四つ足動物の犬や猫、きりん、ぞうさんもみんな背骨は緩やかに後ろに弧を描いている後彎の状態でいます。
人間は二本の足で歩行するために、このように背骨に湾曲がつきました。

そして、仙骨の一番の出っ張り、「岬角」と呼ばれているところですが、こんなもんがあるために、愛しの赤ちゃんは身体をよじ曲げて無理な姿勢でお母さんのお腹からでてこなければなりません。


この岬角は、男女差や年齢、人種によりその強弱が異なります。
一般的に女性より男性のほうがより強く飛び出ていて、黒人⇒欧米人⇒アジア人の順にその角度は緩やかになっているそうです。

ですのでこのうんこ座り、欧米人や黒人はあまり上手にできないようです。

大相撲の力士目指して来日する欧米人の力士は、その修行の最初で一番苦労するのは「蹲踞」の姿勢を作ることであるそうです。


この背骨の湾曲と仙骨の岬角ですが、これは人類が二足歩行をして、体重を背骨で支える為には必要なことなのですが、分娩時の産道を確保するという観点からすると、この湾曲が存在することはとても不都合が生じます。
クジラやイルカ、犬や猫など他の哺乳類にはこんな邪魔な湾曲はありませんから、彼らには難産という言葉は無縁のように、スルッと出産してしまいます。



上の図をご覧ください。
黄色い丸で囲んだところを「胸腰筋膜」といいます。

ここは背中の筋肉を中心で支えるいわば背中のセンターにあたるところです。

この部分の柔軟性が保たれていれば、分娩時に腰椎は後ろに曲がってくれて、産道を確保できるようになります。

ここが硬くなると、いわゆる「うんこ座り」が困難になってしまいます。

女性は出来れば、常にこの部分の柔軟を保つように心がけてください。

ここは日々のストレッチによって柔軟性を維持することが可能です。

もし、とても硬いようでしたら、当院において胸腰筋膜をはじめ、身体の重要な筋膜をリリース致します。


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