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婦人科疾患の手技療法。みづほ整骨院です。

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婦人科の為の手技療法 みづほ整骨院

産後の諸問題

           

分娩後の問題

 妊娠及び出産は女性の身体に多大な負担を強いられます。俗に「産後の身体は全治8ヶ月の重症」と言われていますが、妊娠中の「十月十日」を含めると約2年の間で女性の身体は考えられないくらいの変化を経験して、言葉に尽くせないほどのダメージを受けてしまいます。まず、赤ちゃんが入っている子宮が形の上でもサイズにおいても大きく変化します。子宮は妊娠していない時は、長さがたったの7センチしかない小さな器官ですが、これが妊娠後期では、なんと36センチ近くにも達し、容積は妊娠前の2000倍にもなります。これはお腹のなかでバスケット・ボールほどのものがパンパンに膨らんでいるようなものです。子宮の筋肉は、人間の体の中でもっとも伸縮自在と言われており、長時間の陣痛にも耐えうる、タフな筋肉で出来ていまが、そんな頑丈な子宮でも、長期間の妊娠、そして出産したのちには疲労困憊です。子宮が元も状態になるには最低でも68週間はかかってしまいます。

 

妊娠によって変化するものは勿論、子宮だけではありません。妊娠によって体重、血液量、ホルモンは著しく変化し、胎児に栄養を渡すためにお母さんの体からはカルシウムなどが奪われていきます。また、出産時には骨盤が開いて産道を確保しなければなりません。それによる筋肉、骨への影響。妊娠による下肢静脈瘤、出産時の会陰切開、痛みやいきみで脳の血管の損傷、胎盤剥離や子宮損傷などによる出血多量化。それによる輸血のリスク等。妊娠と出産は例え短時間出産の安産であっても、長時間に及び緊急手術を伴う難産であっても、どちらも母体へのダメージはとても大きなものです。

 

また、産後、女性は妊娠出産を経て、妊娠前と比べると女性の体は「妊娠・出産」という人生の最大級の変化を長期間に渡り経験してきているわけで、無事、出産したからといって完全に元の体に戻ったわけでは決してありません。妊娠中がそうであったように、産後も体へのケアは必要不可欠です。出産後、お母さんは赤ちゃんが産まれたことの幸福感や、生まれたばかりの赤ちゃんの世話をしなければならず、子育てのことで頭がいっぱいになり、自分の体のことは後回しにしがちになります。

妊娠中はお腹に赤ちゃんがいる事もあり、体に負担をかけさせるような事はしないようにと、自分も、周りの人達も配慮してくれましたが、産後は、つい妊娠前の体に戻ったと錯覚してしまい、大変な仕事が一つ増えたこともあり、妊娠前のように頑張ってしまいがちです。また、そうなれば夫や家族からの労わりが減ってしまったり、大きなお腹を抱えていないので他人も気を使ってくれるような事はなくなってしまいます。その為、体に必要以上に負担が掛かってしまい、産後身体を壊したり、精神的不安定になるなど様々な症状が出てしまう事があるのです。そしてこれらの身体の不調は、昔の母親たちに「そんなことは時間とともに自然に治るもの」と一笑に付されてしまうかもしれません。

それもとれもストレスフルなことでしょう。


●会陰切開・会陰裂傷の痛みによる排尿・歩行困難

●帝王切開後の痛み

●腰痛(骨盤の開き・歪みなど)

●腹痛(子宮収縮、後陣痛など)

●全身筋肉痛、肩こり

●浮腫み、胸の張り

●睡眠不足

●頻尿、膀胱炎

●慢性疲労症候群

●抜け毛、肌荒れ

●情緒不安定、孤独感

●自律神経失調症

●育児への不安、ストレス

●家庭への不満、ストレス

●新たな病気、身体の痛みが発症する可能性

 

これらは産後の経験するかもしれない、様々な不定主訴の一部です。

 ここで妊娠することによってどれくらい女性の身体が変化するものかをもう一度検討してみましょう。

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